暮らしの工夫・6歳

お片付けのタイミングについて

お片付けは「思い立ったが吉日」で、基本的にはいつ始めても良いものだと思います。

ただ、ファミリー世帯の場合は少し事情が異なります。

自分自身の持ち物だけでなく、家族それぞれの持ち物があり、特に子どもの物は管理や判断が難しい場面が多くなります。

成長に合わせて手放せるものもあれば、まだしばらく残しておきたいものもあり、その都度判断が必要になります。

その判断がうまく進まないまま時間が過ぎてしまうと、気づかないうちに空間も生活も少しずつ混乱してしまうことがあります。


「必要になってから片付ける」というタイミング

こうした状態になると、片付けの必要性が高まり、そのタイミングで一気に整理を進めることになります。

それ自体も一つの自然な流れであり、決して悪いことではないと思います。

ただ一方で、できればその前に、混乱を未然に防ぐこともできます。


ライフステージごとの見直し

そのために大切なのは、ライフスタイルやライフステージの変わり目で、定期的に暮らしを見直すことだと感じています。

「今」と「これから」を意識しながら空間を整えることで、暮らしの負担は大きく変わっていきます。

特に子育て世帯では、いくつかのタイミングが見直しの目安になります。

例えば、お子さまが3歳前後で幼稚園や保育園に入る頃は、最初の大きな見直しのタイミングとして適しています。

そして小学校入学の時期は、新しい環境に慣れる大切な時期なので、家庭の環境を大きく変えるよりも、ゆるやかに移行していくことが望ましいと感じます。

そのため、4〜6歳の入学前にかけて、2〜3回ほど小さな見直しを重ねていくのがちょうど良いバランスかもしれません。

小学校2年生以降は学習に集中できる環境を一度しっかり整えておくことで、その後は比較的安定した状態を保つことができます。

そして中学入学までは、大きな見直しをしなくても維持しやすい環境になることも多いと思います。


どんな暮らしをしたいかを描く

大切なのは、「どんな暮らしをしたいのか」を具体的に思い描くことだと思います。

子どもが自分のことを自分でできるようになること。
お手伝いがしやすい環境であること。
のびのびと遊び、学べること。

そして何より、家族みんながそれぞれ心地よく過ごせる空間であること。

その理想の光景を意識することで、片付けや整理整頓は単なる作業ではなく、暮らしを整えるための大切なプロセスになっていくのではないかと思います。

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